今回取り上げるのは日本のみかん。オレンジではなくてみかんということで、東アジア原産の外皮が柔らかいフルーツ。海外ではどのように知られているのでしょうか?海外の反応をまとめてみました。
海外の反応
1. 日本やみかんに関する驚き・感想
- 冬の間、日本人がどれだけの量のみかんを食べるか信じられないでしょう。気をつけてくださいね、一度食べ始めると止まらなくなります。でもそれこそが、この貴重なみかんで皆さんに体験してほしいことです。最後に、アメリカ以外に住んでいる方々には申し訳ありませんが、現在福岡から他の国にみかんを輸出することは規制によりできません。
- みかん(Mikan)は、中国の「温州蜜柑(Wenzhou Migan)」に由来します(意味:温州タンジェリン。温州は浙江省にあります)。みかんはアジアからアメリカへ初めて伝えられた際、イエズス会士によってニューオーリンズ近郊に果樹園が作られました(これらの果樹園は今も存在します)。その後、明治時代に「尾張みかん」が日本の薩摩(現在の鹿児島)からアメリカに持ち込まれました。このとき、日本駐在のアメリカ公使であったヴァン・ヴァルケンバーグ将軍の妻が「薩摩」と命名しました。
- みかんが甘いマンダリンに似ているなら、日本人を責められないですね。僕もマンダリンが大好きです。
2. 自国の柑橘類との比較・文化的な関連
- これらのみかんは、オーストラリアで「マンダリン」と呼んでいるものと全く同じに見えます。オレンジよりも皮を剥くのが簡単で、ずっと甘いです。
- フィリピンにもこの柑橘があります。名前は「ダランギタ」と言います。熟していないと酸っぱいですが、熟すと超甘いです!
- 南アフリカでは「ナーチー」と呼んでいます。私たちも大好きです!
- クロアチアでもみかんに夢中です。
- イギリスにもこれに似た伝統があります。クリスマスの時期に贈られる果物で、「薩摩」と呼ばれていますが、基本的には同じ果物のようです。
- ニュージーランドで美味しいマンダリンを食べながらこの動画を見ました。素晴らしい!
- ドイツの冬では、毎年「マンダリーネン」と「クレメンティーネン」…大好きです。
3. 柑橘類が持つ意味や伝統
- みかんは最高!冬の間は主食みたいなものです(笑)。ここオーストリアでは、12月6日の聖ニコラウスの日に子どもたちにみかんを贈るのが伝統です。考えてみると面白いですね。この祝日はとても古いのに、みかんはヨーロッパ原産ではないのですから。この伝統がどう始まったのか気になります。でも、こちらでも冬と居心地の良さを象徴する果物として愛されていて、世界中で似たような伝統があるのを見るのは素敵ですね!
- イギリスにもこれに似た伝統があります。クリスマスの時期に贈られる果物で、「薩摩」と呼ばれていますが、基本的には同じ果物のようです。
まとめ
意外に広まってる!?
みかんが実はアメリカへわたり、そこからヨーロッパの冬の文化の一部になっている?
日本でも、正月のしめ飾りや鏡餅にみかんを用いますよね。
以下に共通点と違いをまとめてみました。
項目 | 日本のしめ縄・鏡餅 | ヨーロッパの薩摩文化 |
---|---|---|
使われる場面 | 正月飾り(しめ縄・鏡餅) | クリスマスや聖ニコラウスの日 |
象徴的な意味 | 繁栄、長寿、世代を超えた幸福 | 冬の恵み、幸運、豊穣 |
主な用途 | 飾り物 | 贈り物(靴下に入れる、プレゼントとして贈る) |
使用される柑橘類 | 橙(だいだい)、またはみかん | 薩摩(Satsuma)、クレメンタイン(Clementine)など |
由来 | 神道の信仰と新年の伝統 | 19世紀末、柑橘類輸入が普及し た時代に定着 |
どちらも、共通して冬の恵みの象徴として、枯れる冬に鮮やかなオレンジ色の果実を用いているのでしょうか。諸説あるようですが、とても興味深い内容ですね。
おまけ
1.実際の靴にみかんの様子
おまけ動画で取り上げるのは、ヨーロッパでの靴にみかん、の動画。
コメントにある通り、ヨーロッパの聖ニコラウスの日では、靴の中にみかんを入れてプレゼントするそう。
日本に伝わっている文化では、クリスマスに靴下にお菓子を詰めるというものですが。
本場では本当に靴に入れるようです。しかもみかん笑
ひとこと

コメント